【福島民友新聞】 ドライブスルー「米」配布 3密回避、郡山市が子育て世帯応援
2020.6.4

車の中に米を積み込む品川市長
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている子育て世帯を応援しようと、郡山市は5月26日から、児童扶養手当などを受けている児童、生徒らを対象に同市産米「あさか舞」を1人当たり10キロ贈っている。同30、31の両日は市役所で、ドライブスルー方式で米を配布した。
休校措置で児童、生徒が自宅で昼食を取る機会が増えたことから、家庭の負担を軽減しようと実施した。
事前に対象者の自宅に引換券を送り、同市のJA福島さくらの13支店で引き換えている。店内の「3密」を回避しようと、2日間のみ場所を変えてドライブスルー方式で配った。
30日は123組の予約があった。屋外に特設ブースを設置し、同市の職員や品川萬里市長が訪れた車に米を積み込んだ。小学1年と3年生の息子がいる40代女性は「給食がなくなり、食費が倍かかっていたのでありがたい。10キロの米を一人で持つのはつらいので、ドライブスルーは助かる」と話した。
同市のJA福島さくらの支店での引き渡しは今月30日まで。時間は午前8時30分~午後5時(土、日曜日と祝日は定休日)。農産物直売所「旬の庭」の久留米、大槻の両店でも9月30日まで受け取れる。久留米店は午前10時~午後7時。大槻店は午前9時~午後6時。