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【福島民友新聞】郡山市『3密』防ぐ避難所設営 市職員訓練、生活スペース確保

2020.6.17

生活場所の間隔を空けながらパーティションや段ボールベッドの設置方法を確認する職員ら

郡山市は11日、同市の宝来屋郡山総合体育館で新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じた避難所設営の訓練を行った。職員が避難所で「3密」を防ぎながら生活スペースを確保するための手順や、仕切りを組み立てる方法などを確認した。

職員約130人が参加した。市によると通常、大雨などの避難所開設時には大体育館を含む4部屋に約1300人を収容できるという。しかし感染症対策が必要な現状では、約8割減らした約250人のみを受け入れる。昨年の東日本台風(台風19号)では市内に42カ所の避難所を開設したが、「3密」を防ぐために避難所数を倍増して対応する予定。

訓練では、入場時の検温や体調確認の手順も確認した。同体育館では体調不良者とそうでない人の部屋を分ける予定で、体調不良者を案内する際に案内の仕方を工夫することなどを検討した。

市は今回出た意見を基に7月、地域の自主防災組織などと合同で避難所設営の訓練を行う。