【福島民友新聞】「宿泊者向けポケット消毒液」活用 旅館・ホテル対象セミナー
2020.6.26
県は25日、県内の旅館、ホテル関係者向けの新型コロナウイルス感染防止対策セミナーを福島市で開いた。県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部のメンバーら約30人が出席し、県外の旅館で行われている先進的な感染症対策を学んだ。また会場では、県と同組合、県酒造組合が連携して作製した宿泊者向けのポケット消毒液がお披露目された。
観光客に県内で安心して観光を楽しんでもらうための知識を深めようと企画。先進的な感染症対策に取り組んでいる那須高原の宿山水閣の片岡孝夫代表が講演した。片岡代表は、宿泊客を部屋に案内する際、宿泊客自身にドアノブを触ってドアを開けてもらうなど、感染症対策を紹介。「旅の宿を決める前の観光客に、こうした安全・安心の取り組みをいかに届けるかが重要だ」と強調した。
ポケット消毒液は手指消毒用で60ミリリットル。県内の酒蔵が製造した消毒用アルコールを活用した。各旅館、ホテルで宿泊客に配布してもらおうと、同組合加盟の施設に30本ずつ配布した。