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【福島民友新聞】「BCP策定費用」市が最大30万円補助 8月から申請受け付け

2020.7.10

郡山市は新型コロナウイルス感染症や自然災害への対策のため事業継続計画(BCP)を策定する中小企業に対し、策定や改定にかかる費用のうち5分の4を、上限30万円まで補助する。8月1日から申請を受け付ける。

対象となる経費は、中小企業診断士やコンサルタント会社への委託料のほか、アドバイザーへの謝金、交通費、宿泊費など。4月1日から来年3月31日までに策定、改定したものが対象となる。

昨年の帝国データバンクの調査によると、全国でBCPを策定している中小企業は12%にとどまっている。市の担当者によると、市内の中小企業も策定している企業は少ないという。また、すでに策定されているBCPの多くが災害時を想定したもので、新型コロナウイルスのような感染症の影響を想定しているものは少ないとみられる。

市の担当者は「簡単なマニュアルなども普及し始めているが、BCP策定には業界や業態などを考慮した専門家からの助言が必要」としている。市ホームページから書類をダウンロードして申請する。来年3月末まで市産業政策課で受け付ける。問い合わせは同課(電話924・2251)へ。