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【福島民友新聞】第2波へ課題共有 感染症対策シンポ、医療体制や資源活用

2020.7.11

パネルディスカッションで意見を交わす(右から)島田氏、今村氏、佐久間氏ら

新型コロナウイルス感染拡大の第2波に備えようと、郡山医師会と郡山市は8日、同市中央公民館で「市新型コロナウイルス感染症対策シンポジウム」を開いた。市内の医師や看護師約150人が出席し、現状や課題について共有した。

福島医大病院の島田二郎病院長補佐(災害担当)が、「第2波に向けた医療提供体制の在り方について」と題して講演。重症者に対応できる適切な医療を守るために、医療資源を無駄にせず上手に使うことが必要だと指摘した。

また、案として、発熱外来を各医療機関が輪番制で担うことを提言。「各施設が意識を高め、何らかの役割を担うことが第2波への一番の対策になる」と訴えた。

パネルディスカッションも行われ、今村ホームクリニックの今村仁治院長と星総合病院の佐久間弘子病院長補佐・小児科部長、県歯科医師会常務理事の阪本義之阪本歯科クリニック院長、市保健所の塚原太郎所長が登壇。それぞれの立場で感染予防の取り組みや課題などを発表し、意見を交わした。

同医師会の寺西寧副会長がコーディネーター、島田氏がアドバイザーを務めた。