2020.7.23

郡山市は二十二日、市内在住の四十代の男性会社員一人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内での感染確認は十四日以来、八日ぶり。県内の感染者は計八十五人となった。男性は頭痛と発熱の症状があり市内の医療機関に入院している。

市によると、男性は埼玉県に単身赴任中で、東京都内の職場に勤務している。七月十五日、郡山市に戻るため都内の職場から新幹線（やまびこ２１７号、自由席）を利用して午後八時十三分、ＪＲ郡山駅に到着した。男性の妻が運転する車で同駅から市内の自宅に帰宅した。十七日に頭痛、十八日に発熱の症状があり、二十日、帰国者・接触者相談センターを通じて市発熱外来診療所を受診した。二十二日、ＰＣＲ検査の結果、陽性が判明した。

市は同居する妻と子ども二人の計三人を濃厚接触者に認定した。いずれも症状はないという。二十三日にＰＣＲ検査を実施する。市によると、男性は新幹線内で移動中、マスクを着用し、周りの乗客は少なかったという。十五日の帰宅後、二十日の市発熱外来診療所の受診以外は外出していない。都内の職場で陽性が確認された社員はいないという。

【感染者の経過、行動歴（２２日）】※郡山市の発表に基づき作成

郡山市

４０代男性（会社員、埼玉県に単身赴任）

７月１５日　都内の職場から新幹線を利用して市内の自宅に帰宅

１７日　頭痛の症状

１８日　３７．６度の発熱

２０日　市発熱外来診療所を受診

２２日　ＰＣＲ検査で陽性と判明。市内の医療機関に入院