【福島民友新聞】首都圏に単身赴任・郡山の男性「感染」 東京経由した感染続く
2020.7.23
22日に確認された首都圏に単身赴任している男性の郡山市での新型コロナウイルス感染。市内で前回の10日に確認された8例目の感染者も、東京都から同市を訪れた感染者の濃厚接触者だった。東京都を経由した感染者が続いていることを受け、塚原太郎市保健所長は「対策に完全はない。どうすれば感染リスクを減らせるかをそれぞれ考え、努力していくことが現実的」と語気を強めた。
政府の観光支援事業「Go To トラベル」が始まり、観光機運が高まる中で確認された感染者。23日からの4連休で、感染が拡大している地域からの来客が増えることも想定される。品川萬里市長は同事業について「感染拡大を防ぎながらスムーズにいくのが望ましい」として、宿泊施設と観光客の双方で感染防止策を徹底することが重要だと指摘する。
市保健所では、他県の感染者の濃厚接触者として検査する人などが1日に5~10人いるという。品川市長は「県外から来る人を拒むわけにはいかない。感染を防ぐためにはやはり手洗いや『3密』回避に尽きる」と、改めて感染防止策の励行を求めた。